花吹雪舞う

2010-04-10-Sat-22:45
桜の花が咲く季節。大翼の居ない春は今年で三度目になった。

もうポツリポツリと葉桜になりかけた木が幾つか目立ち始めた。
今年も又その凛とした姿を見せて潔く散って行くんだね。
そんな姿は最期迄、格好良かった大翼と重なるよ。

新しい事がスタートする春。四季の中では一番好きな春。

でもこれからは桜の花を見る度に少し寂しい気持ちになるのかもしれないと
三年前の今日、空に帰る大翼を見送った時に思った。
花吹雪の如く空一面に降り注ぐ花弁はあの時と変わらず
今年も又同じ気持ちで桜を見てる。だけどこの春少し違っちゃったのは
思い出が沢山詰った場所が消えちゃった事…かな。

大翼のお城だった実家の庭。
陽射しを凌ぐ大きな枇杷の木の下が彼のお気に入りの場所。
そこで気持ち良さそうに居眠りをする姿を窓越しに感じる日常は
大翼が亡き後も彼の愛した場所が当たり前の様に感じさてくれてた。

もちろん思い出の場所が無くなっても大翼の姿を忘れる事は無いし
心の中に居る大翼は永遠に消えないけどね。
埋められない空洞がポッカリ空いてしまった様な寂しさは否めないな。

大翼、来年は何処でどんな桜の花を見てると思う?
そして君は何処へ行っても春の声を届け続けてくれる?
何時か君と再会出来る時は同じ頃。同じ桜の花を見たい。

桜H22.4.2

願わくば 花のもとにて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ…(西行法師)


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