生き続ける

2012-05-06-Sun-21:33
アトム王子没から三週間。
日曜が来る度に、、、あの日あの時の事を思い出して苦しくなる。
抱き締めた温もりと匂い。痩せて小さくなった背中でも温かくて
ギュってすると安心した。でもギュってするのも此れで最後。
泣かないって決めたのに最期の時は涙が止まらなかった。

嫌でも時間は過ぎて行く。そして過ごした日々は過去になって行く。
そう、実際は過去になって行くんだけど私の時計は止まったまま。
アトム王子の時が止まったのと同時に動かなくなってるのかもしれない。
ソレでも繰り返す日常。生きていれば今日があって明日が来る。
でもさ、アトム王子が居なくなったら日々切ない事ばかりだよ。
コバっちだけだと散歩の時間も短くなって手作りゴハンの支度もなくなる。
トリミングもあっと言う間に終われば余る時間が沢山。
だけど時間の使い方が判らない。
今迄は面倒臭いと感じてた一つ一つが実際に無くなっちゃうと
一体何をすれば良いの?って持て余してる自分が居る。

こんなふうに毎日々々考えてるよ。何をしてても過るアトム王子の事。
12年間の時はそんな簡単に消えるハズないよね。
出逢いから別れの時迄。一緒に過ごした時間はまだ鮮明に甦る。
そして後悔、懺悔、、、グルグルグルグル回る同じ想いの葛藤を繰り返して
最後に行きつくのは "もう仕方ないよ" って。
判ってる。もう、どうにもならない事なんだって。
高齢になって助からない病になって。ソレは、どうにもならない事だし
過ぎた時間は戻せる訳も無く今の現状に慣れて行かなきゃいけないんだって。

だけど、、、今迄生きて来た出逢いの中で
こんなに大切に思えて、こんなに愛した存在って他に無いんだよ。
アトム王子以外には居ないから失くした喪失感が大き過ぎて埋まらない。

ある意味、私は欠陥人間だからさ。
ずっと支えて包んでくれたのが王子なんだよね。

とあるペット供養の本の一節に
「本当の死は誰も思い出してくれなくなった時
あなたの胸からペットの記憶が完全に消えた時が永遠の死」 とあった。
なら、そう言う意味ではアトム王子は永遠に生き続けるのかな。
だって私の胸から彼の記憶が消えるのは私が消える時だから。

ATOM

若かりし日の王子Y
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